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子連れ海外旅行!急な体調不良に。現役薬剤師が選ぶ【オススメ常備薬〜処方箋薬バージョン〜】

子供を連れての海外旅行は色々心配なことがありますが、特に旅先で体調を崩さないか心配ですよね。

もしもに備えて海外旅行保険に入っていくのは絶対ですが、現地の病院を受診するほどではないちょっとした体調不良に対応できる常備薬があれば安心です。

以前、【持っていくと安心なオススメ常備薬3選】(市販薬)をご紹介したところとても好評だったので、今回は家にあったら持っていこう!【持っていくと安心なオススメ常備薬〜処方箋薬バージョン〜】をお届けします。

また、日本の薬を機内持ち込みや手荷物として預けても問題ないのか、海外に薬を持ち込む際の注意点についてもご紹介します。

この記事でわかること

この記事では、子供が風邪などで病院に行ってもらった薬(処方箋薬)の中で、もし家に余っていたら旅行に持っていくと役に立つかも!というお薬を現役薬剤師がご紹介します。

ドラッグストアなどで売っている市販薬の事はこちらの記事で詳しくご紹介しています。↓

処方箋薬って?

お医者さんから出される薬のことです。
ドラッグストアで購入できる薬は市販薬です。

子供が毎日継続して飲む処方箋薬としては、喘息、アレルギー性鼻炎、舌下免疫療法、アトピー性皮膚炎、便秘などのお薬が多いかと思います。
これらのお薬は持ち込みは特に問題ありませんし、特別な許可も必要ありません。
今まで私自身の常備薬(痛み止めや胃薬)、子供の薬(粉薬の風邪薬など)を持っていて問題になった事はありません。手荷物でも預け荷物でもどちらでも大丈夫です。
持っていくのを忘れると大変なので、忘れないようにしてください。
(念の為、少し多めに持っていきましょう)

海外に薬を持ち込む際の注意点

海外に薬を持ち込むのは問題ありません。
ただし、薬の種類によっては、入国時に書類を提示する必要があるものあるので要注意です。
(子供が飲むような薬は基本的には大丈夫です。)

持ち込みについて心配な場合は、厚生労働省「海外渡航先への医薬品の携帯による持ち込み・持ち出しの手続きについて」で確認してください。

常備薬を持っていく時のポイント

ポイント

紛失の可能性も考えて、手荷物・スーツケースなど2箇所以上に分けて持っていくこと。
飛行機では、手荷物で機内持ち込みすること。
念の為、少し多めに持っていくこと。(必要量の1.5倍くらい)

喘息、アレルギー性鼻炎、舌下免疫療法、アトピー性皮膚炎、便秘などの常備薬は忘れると大変です。
特に喘息!
ついつい忘れがちなので、気を付けてください。(私も忘れたこと何度もあり。しかも帰ってくるまで気づかなかったり…)

飛行機では、お薬は手荷物として機内に持ち込みましょう。
預け荷物に入れてしまうと預けたスーツケースが紛失したり、到着地の空港にスーツケースが届かないこと(ロストバゲージ)の可能性もあるので、必ず機内手荷物として持ち込んで下さい。
医薬品は液体物の量的制限適用外なので、水薬も持ち込めます。
喘息の吸入機などももちろん持ち込めます。
医薬品を持ち込むことを証明できるもの(薬品のラベル、処方箋の写し、お薬の袋など)がある方が保安検査時にスムーズです。

以前、空港の保安検査場の手荷物検査のところでアルロイドGという水薬を350ml3本持ち込もうとして、保安検査の所で足止めされている人を見たことがあります。
量も多かったので止められたんだと思うのですが、こう言う時の為にお薬の袋や説明書などあるといいですね。(薬剤師の私は見た瞬間「あぁ、あの薬ね。それだけの量いるよね。」とわかりましたが、保安検査官の方はわからないと思います。)

余っていたら持っていこう!処方箋薬の

注意!

かかりつけ医で本人に処方されたお薬を、処方された指示通りに使用してください。
大人の薬の量を減らして子供に飲ませる等、絶対にやめてください!

最近はジェネリック医薬品でもらうことが多く、同じお薬でも名前が色々あるので混乱することが多いかと思います。

ジェネリック医薬品とは…
後発医薬品とも呼ばれる。
先発医薬品(新薬)の特許が切れた後に発売され、先発医薬品に比べて値段が安い。
ジェネリック医薬品は、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を使っており、品質、効き目、安全性が同等な薬。

先発医薬品だと固有の商品名があるのですが、ジェネリック医薬品は「成分名+会社名」で名前がつけられています。

例)
先発医薬品の名前:ロキソニン
ジェネリック医薬品の名前:ロキソプロフェンナトリウム「◯◯◯」
◯◯◯はメーカー名になっているので、色々な名前がありますが、その前の成分名が同じであれば同じお薬ということです。

解熱剤(ねつさまし)

38.5℃以上でしんどそうにしている時、頭痛時などに使用します。
子供は急に熱が出たりするので、持っていると安心です。

カロナール(成分名:アセトアミノフェン)

子供に処方される、1番安全な解熱鎮痛剤です。
子供の体重によって飲む量が変わるので、注意しましょう。

カロナール坐剤
アンヒバ坐剤
アルピニー坐剤
アセトアミノフェン小児用坐剤

乳幼児だったり、しんどくて薬が飲めない時は坐薬が便利です。
名前は違いますが、どれも成分はアセトアミノフェンで同じものです。
体重によって、50mg・100mg・200mg・400mgの規格があります。

整腸剤

慣れない旅行先では、下痢になったり便秘になったりすることもあるかと思います。
下痢の場合は胃腸炎や食中毒の場合もあるので、しっかり水分を補給し早めに現地の病院にかかることをおすすめします。

ビオフェルミン配合散
ビオスリー配合散
ラックビー微粒N
ミヤBM細粒

吐き気止め

嘔吐は有害な物質(ウイルスなど)を体外に追い出すための反応の他にも、重篤な病気が隠されていることもあります。
ぐったりしていたり、吐き気がひどい場合は病院を受診しましょう。

ナウゼリン(成分名:ドンペリドン)
粉薬、錠剤、坐薬あり

虫刺され・かゆみ止め薬(塗り薬)

虫に刺されたり、湿疹ができたりして痒い時にあると便利。
ただし、ステロイドが入っているので顔・陰部には使わないようにしましょう。
塗ったところを触った手を舐めたり、目を擦ったりしないように注意してあげてください。

アルメタ
ロコイド

赤ちゃんでも使えるマイルドなステロイドの塗り薬。
虫刺されや湿疹、おむつかぶれに。
(軟膏・クリームあり)

リンデロンV(VG)
アルメタ、ロコイドよりは少し強いですが、子供でも問題なく使えます。
(軟膏・クリームあり)

まとめ

我が家は、赤ちゃんの頃から旅行には解熱剤(ねつさまし)は必ず持って行っていました。
小さい子は元気だったのに急に発熱することがよくあります。
38.5℃を超えると子供でもしんどくなってくるかと思うので、持っていると安心です。

旅行先で体調が悪くなった場合は、少し様子を見て改善しなければ現地の病院を受診しましょう。
(特に子供は急変したり、少しの遅れが命取りになったりもします。)

そのためにも、絶対に海外旅行保険に加入することをお忘れなく!

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